自動車重量税の還付金はどんな時に戻る?計算方法は?
重量税の還付金ってどんな場合に戻るの?
重量税の還付は、車を解体し、廃車にした場合にのみ戻ってきます。
(よって、車の売却時や下取り時には還付はありません。)

また、永久抹消時のみ戻ってきますが、一時抹消時は戻って来ません。
(※一時抹消後に解体した場合は、手続きを行えば還付されます。)
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重量税の還付申請はいつ行うの?
重量税還付金の申請は、永久抹消登録時(一時抹消後の場合は解体届出)と同時に行わなければ出来ません。
この届け出の後日申請は不可となっていますのでご注意ください。
重量税はいつ戻ってくるの?
還付時期は、下記の申請を行ってからおよそ2ヶ月半〜3ヶ月はかかります。
重量税の還付は誰に戻ってくるの?
重量税の還付は、誰がその重量税を納めたのかは関係なく、最終所有者に還付される点も合わせてご確認ください。

例えば、
- 譲渡証明書を引取業者などに渡し、名義変更した後廃車にした。
- 重量税還付金受領権限委任状に記名・捺印をした。
場合は、そちらの業者に還付金が振り込まれる事になります。
重量税はどこから戻ってくるの?
重量税は、車を登録(ナンバープレート)してある区域を管轄する税務署より還付されます。
そもそも、自動車重量税って何?どれぐらい戻ってくるの?
自動車重量税は、車両重量にかかり、また車検時に国に支払う国税の事です。
(車両重量は車検証に記載されています。)
車両重量 | エコカー | エコカー以外で 初年度登録から13年未満 |
13年経過〜18年未満 | 18年経過 |
---|---|---|---|---|
〜500kgまで | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
〜1000kgまで | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
〜1500kgまで | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
〜2000kgまで | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
〜2500kgまで | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
〜3000kgまで | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
自動車重量税の還付金の計算方法は?
重量税の計算方法は、上記の重量税一覧表↑から
例えば、初年度登録から13年が経過した1500kgの車を、平成30年9月14日に永久抹消した場合。(車検は平成31年2月15日まで)
34200円÷24(2年車検の月数)×5(9月15日〜2月15日までの月数)=6750円が還付金です。

※1廃車登録日が確定日となり、その翌日から車検有効月数を計算することになります。
普通乗用車の場合、
永久抹消をした場合は、その登録日の翌日から起算します。
一時抹消の場合は、報告受領日※の翌日から起算します。
軽自動車は、
車検証を返納した日、もしくは報告受領日のどちらか遅い方の翌日になります。
※報告受領日とは、引取業者が車両の引き取りを行った事を自動車リサイクルセンターに報告し、かつ、リサイクルセンターが国土交通省に報告した日となります。
重量税の申請方法や受け取り方は?
申請方法は、廃車申請と同時に行えますが、
普通乗用車の場合は、各運輸支局にある
自動車重量税還付申請書(OCR第3号様式の3)に記載を行うだけで完了です。
軽自動車の場合は、軽自動車検査協会にある
重量税還付申請書(軽第4号様式の3)に記載をします。
記入時に必要な物は、
- 解体報告日
- マイナンバーカード
- 身分証明書
また、同時に永久抹消が必要になります。その手続きは、下記ページを参照して下さい。

申請書を提出後には、窓口にて自動車重量税還付申請書付表1が交付されます。
この書類は、還付金が振り込まれるまで大切に保管して下さい。
振込や還付金の受け取りが出来ない場合は、この書類の提出が必要になる場合があります。
受け取り方法は?
重量税の受け取り方法は、
- 口座振替
- 郵便局での受け取り
のどちらかです。
口座振替は、上述した申請書に口座の記入欄がありますので、そちらに記入して下さい。
郵便局で受け取る場合には、
- 印鑑
- 身分証明書
が必要になります。

もし、いつまで経っても重量税の還付金が口座に振り込まれない場合は、お住まいの住所を管轄する税務署までお尋ねください。